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ドクターコラム

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インプラントをする前に歯石除去は必要?キレイな歯を長持ちさせるためのお口のケア

2018.11.02

■施術前後に歯石除去をする理由について

インプラントの治療を行う前に歯周病の治療をする必要があるのですが、おそらく多くの患者さんはあまりこの理由をご存知ないかもしれません。インプラントの治療に際して必要な歯石除去などの歯周病治療の必要性をみなさんにご紹介いたします。

 

1 毎日歯磨きしているけど?歯磨きだけでは落ちない歯石

 

歯石というのは歯にこびりついた歯垢(プラークとも言います)が硬く石灰化した汚れで、この歯石というのは表面がデコボコとしていて歯周病を悪化させる大きな要因として知られています。

 

歯周病というのは歯周ポケットという歯茎と歯の隙間に住みついている細菌が歯茎に悪影響を与えてしまい、歯茎に慢性的な炎症が起こっている病気です。歯周病の病態を改善するためにはまずは歯石を綺麗に除去し、歯周病が悪化しないような状態を整えることが非常に重要なのですが、困ったことに歯石というのはブラッシングで綺麗に落とすことはできません。

 

歯周病を改善するためにもまずは歯科医院で綺麗にクリーニングをしてもらい、歯肉の状態を大きく改善することが必要なのです。

 

2 歯周病はインプラントに影響するの?手術前に必要な口腔内の健康

 

歯周病というのは歯肉に起こった炎症なのですが、歯周病とインプラントというのは非常に密接な関係があり、しっかりと治療を行わなければインプラントの治療を受けても満足な生活を送ることができず、インプラントだけでなく入れ歯の治療も難しくなってしまうことがあるので注意しなければいけません。

 

なぜこのような悪影響が出るのかというと、実は骨に秘密があります。インプラントや入れ歯の治療というのはどれだけの骨が残されているのかが非常に重要な要素になります。歯周病を放置してしまうとやがて骨が失われてしまい、インプラントを埋め込むのに必要な骨が減少してしまうことや、入れ歯を取り付ける土台となる骨が不足し、安心して入れ歯を利用することができません。

 

このような状態を避けるためにも、まずはしっかりと歯周病を治療し、状態を改善しておくことが必要です。しっかりと治療を受けなければインプラントの治療を受けた後にも、さまざまな悪影響を与えてしまうことがあるのです。

 

3 インプラント施術後の歯石除去の目的は?インプラント周囲炎の予防

 

インプラントの治療後に出てくる歯周病の悪影響の一つとして知られているのが、インプラント周囲炎という病気です。インプラントというのは周囲に汚れがたまっているとやがてインプラント周囲の歯茎に炎症が起こってしまい、歯周病と似たような状態になってしまうことがあります。

 

インプラント周囲炎がひどい場合にはインプラントの除去を考えなければいけないこともあり、あらかじめインプラントの周囲の汚れを除去し、歯周病のような炎症が起きることや細菌が繁殖しやすい状態を改善することが非常に重要です。

 

インプラント周囲炎にならないように、歯周病を改善することが必要になるので、インプラントの治療の前にまずは歯石の除去が必要になるのです。

 

■インプラント後の歯石除去の保険対応について

 

インプラントの除去を行った後に受ける治療が自費診療になるのか、それとも保険適応になるのかは患者さんにとって非常に重要な問題だと思います。インプラント周囲炎を治療するにあたり、知っておきたいお金の問題について皆様に詳しくご紹介いたします。

 

 

1 メンテナンスに保険は適応される?インプラントにかかる費用

 

インプラントの治療というのは非常に費用がかかる治療だと思います。そもそもインプラントの治療というのは保険適応の治療を受けることができません。病気によって歯を失ってしまったケースや第三者が原因となってインプラントの治療を受けなければいけない場合にはインプラントの治療を保険適応で受けることができるのですが、保険適応のインプラント治療は条件を満たした病院だけで受けることができます。

 

このため、インプラントの治療を受けるときにはすべて自費診療で治療を受けることになり、インプラント埋め込みの手術の費用と、インプラントの上部構造の両方の費用を支払う必要があります。インプラント治療費は1本で40万円程度の費用が一般的です。

 

インプラントの治療後に起こるインプラント周囲炎も保険適応で治療を行うことができないので、あらかじめ治療の前にどれくらいの費用がかかるものなのか相談するようにしましょう。

 

2 インプラントにかかる総額は?インプラント代+メンテナンス料金

 

インプラントの治療にかかる費用を考えるときにはまず、インプラント本体の埋め込みと、上部構造の費用、さらにメンテナンスの費用を合わせて考えておくと非常に役立ちます。

 

インプラントの治療ですが、だいたい総額で40万円程度の費用がかかることが一般的で、この費用にメンテナンスの費用がかかります。メンテナンスの費用やインプラントのトータルの治療費用というのは地域や治療の種類、利用する上部構造の種類によって値段が大きく異なってくるので、あらかじめ注意しておきましょう。

 

インプラント本体の費用以外のメンテナンスの費用の方が実は非常に重要な要素です。インプラントの治療を受けた後に起こりうるインプラント周囲炎は、インプラントの除去の原因にもなるとても重要な着眼点です。

 

予防をするために必要なコストは治療後継続してかかる費用なので、しっかりと注意しましょう。

 

インプラント以外の部分は保険適用でメンテナンスできることもありますので、担当医にご相談ください。

 

■歯石除去口腔内のケアに時間をかけずに、スムーズにインプラントを行う方法について

 

インプラントの治療を受ける前に行う、歯石除去や口腔内のケアにあまり時間をかけたくないという方も数多くいらっしゃると思います。インプラントの治療を受ける前の歯石除去の時間短縮のコツをみなさんにご紹介いたします。

 

1 インプラントをスムーズに受ける方法は?歯石除去などの定期メンテナンスや自宅でのケア

 

インプラントの治療をスムーズに受けるにはまず歯石除去を定期的に受けておくことが非常に重要です。定期的なクリーニングや自宅でのブラッシングとデンタルフロスの利用を徹底しておくと、状態を大幅に改善できます。

 

インプラントの治療を受ける前に定期検診を受けることや、歯石除去のクリーニングを利用するとかなり綺麗な状態を維持することができます。歯医者の定期検診を有効活用してよりスムーズに治療を受けるようにしましょう。

 

2 歯石除去に最適なペースは?3か月を目安に定期的なお口の状態をチェック

 

歯石除去のクリーニングを利用するときにはだいたい3ヶ月程度の時間を目安に考えるといいかもしれません。3ヶ月ごとに歯石の除去を受けておくとお口の状態も大幅に改善できます。

 

また、虫歯などの病気も早期に発見し、早期に診療を受けると治療も大掛かりにならず短時間で治療が完了します。歯周病などの歯茎の病気も、3ヶ月に一度歯医者のクリーニングや検診を受けておくと状態を改善するのに役立つでしょう。

 

虫歯についつい目が向いてしまいがちですが、歯周病は非常に重要な病気です。大掛かりな病気になる前に予防を行うようにしておくことが非常に重要なのです。

 

3 歯石除去は痛い?痛みをとことん減らすために心がけたい自宅でのケア

 

歯石除去を利用すると気がつかれると思うのですが、歯石除去は場所によっては痛みを伴うことがあります。歯茎が炎症を起こしていると痛みを強く感じることがあるので、痛みに不安を覚える方はあらかじめ自宅でしっかりとブラッシングを継続して行い、痛みを感じにくいような状態にしておくと安心して治療を受けることができるでしょう。

 

ブラッシングをするときにはデンタルフロスも合わせて利用することでかなり状態の改善ができます。炎症が起こっていると歯石除去の際に利用する麻酔も効きにくくなってしまうので、毎日の自宅でのケアにも注意しておきましょう。

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